のぼりと戦国時代
「のぼり」ではなく、「のぼり旗」というと戦国時代を思い浮かべてしまうのですが、現代とは違って盛り上げるために使用すると言うよりは、目印代わりでして、殺し合いの戦いの中で仲間を殺さないために必要な方法であり、その時代では戦いにのぼり旗は欠かせないものだったのですが、合戦のことを想像すると実際はどうなのか疑問が残ります。
合戦となると目の前からくる敵を倒すことになり、家紋などを描いたのぼり旗が見えるのは目線を上に向けないと見えませんし、さらに相手も自分を殺しに切りかかってくるわけですから、のぼり旗をみて確認している余裕はないでしょうし、何万人もの人が入り乱れた状態で敵か見方かを判別することが出来るのか、正直なところ疑問に思ってしまいます。
ですから、実際のところは仲間を殺してしまったという人もいるでしょうし、「あっ、やべ!」と思ってしまった人もいるでしょうが、次から次へと敵が向かってくるので、謝っている暇もないと思いますので、将軍はそれも計算に入れて戦っていたのでしょう。
いずれにしても、やはりのぼり旗は当時の人たちにとっても必要な物であったことは間違いないと思いますし、自分たちの国(地域・武将)の家紋が入ったのぼり旗を背負わせることで、責任感や愛国心と持つことができ、それだけで意識が大きく変わるのです。
オリンピックで、日本の国旗を背負う事で責任感を感じという選手と似ているでしょう。
今の日本が、もし昔の戦国時代のような状況であっても、現在のようにのぼり旗は使われているともいますし、お祭りにしても商売にしろ、アピール効果は抜群に良いですからね。
のぼり旗で盛り上げる
今まで生きてきた中で、のぼりを利用して最高に盛り上がっているイベントを発見したのですが、それがのぼり旗の御蔭かは不明ですが、完全に盛り上がっている場所を見つけまして、今までに味わったことのない雰囲気で、神宮の方で行われた労働組合の会合です。
ひょんなことで労働組合のお偉いさんと知り合う事があり、半ば無理やりにその会合に連れて行かれたのですが、到着してみると異様な空気感に驚かされまして、今まで私がイメージしていた物とは違い、おごそかな雰囲気の中で行われる会だと思っていたら、出店などの屋台はありますし、政治家も参加しているなどビックリさせられるばかりで、さらに政治家のモノマネをしているタレントもいるなど、お祭りでもしているかと思わせる雰囲気で、その盛りあがりを援護しているのがのぼり旗でもあり、ここまで賑やかで派手な場所は初めてだったので、なんだか緊張しながらも、改めてのぼりの凄さに納得しました。
会合の開始時間になると、会場となる場所に集まってくるのですが、みなさんのぼり旗を持っていることに衝撃を受け、今から戦でも始まるかのようなムードがあり、正直なところ人よりものぼりの方が目立っており、人の倍以上もある大きさが印象的です。
あれだけの大きいのぼりを人が手にして持っているのを見ると、ゾクゾクするものがあり、これから何かを動かそうとする脈動を感じ、組合の人間や政治家が集まって国を動かそうとするためには、それだけのエネルギーが必要なのだろうと圧倒させられました。